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オイディプスの刃

January 09 2005

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(価格・在庫状況は11月20日 17:55現在)





とにかく、大好きな作家さんです。
この方の書かれる作品の、艶。そして色。
本を開いたその瞬間から、
自分に周りに色がつくという感覚を味わえるのは
この人の作品だけです。
その世界にすっかり取り込まれて、
読み終えるまで抜け出せなくなります。

とりあえずこの作品を上げたのは、
彼の一番有名な作品だからなんですが、
やはり有名な話だけあってとても彼らしい本だと思います。

  『すこし、苦しい』

  そう、呟く男。

『すこし』という言葉を選ぶところが、とても彼らしく。
こんな短い台詞が、私を虜にした、といっても過言ではないかと。 

そして、『耽美』とか『幽玄』とか、
そういう言葉でくくられることが多い彼ですが、
そのストーリーの妙は下手なミステリー作家より
何倍も素晴らしい、と私は常々思っています。



桜の森の満開の下

January 08 2005

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大好きな坂口安吾の作品はいっぱいあるんですが、
ここはスタンダードに『桜の森の満開の下』で。
彼の作品は色んなタイプがありますが、
これは王朝物に分類されるのかな?
とにかく美しい文章で、
こちらの息が苦しくなるような静謐な世界に
どっぷりと浸ることができます。

『私は海を抱きしめていたい』とかが大好きなんですが、
この人の書く女性って、とても美しいですよね。
『白痴』とかを読んでさえ、私は美しい、と感じるんです。
きっと、この人は女性が大好きなんだろうな、って。
決してイヤらしい意味ではなく、
女性という自分とは別の存在をすごく
大事にしてくれている感じが私はするんです。

この作品も女性の美しさや怖さを書いているけれど、
結局それは男の目というフィルターを通した女でしかなくて。
こんな女であって欲しい、とか
こうなんだろうな、という欲求とか願望が透けて見えて、
かわいいな、と思ってしまうんですよね?。

あー、書いていて私って本当に
ダメな男が好きだよな?、と再確認(笑)


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